河合隼雄先生の言葉

 

 

河合隼雄先生と言えば、

 

心理学の世界では、知らない人はいないでしょう。

 

 

私が、卒業した、

 

京都文教大学人間学部臨床心理学科というところは、

 

日本で初めて臨床心理学科が出来た大学で、

 

その名誉会長もされていました。

 

 

ある時、

大学で、河合先生の講演が開かれました。

 

その時、

衝撃を受けた言葉があります。

 

 

 

「人の心などわかるはずがないんです。」

 

 

「毎日、そういう気持ちで、

 

クライアントの話を聞いています。」

 

 

一瞬にして、謙虚な気持ちにさせられました。

 

日本の心理学会の第一人者と言われている

大先生から出た言葉だったから、

 

余計にズドーンと胸に刺さりました。

 

 

正直、子供の頃から、

 

 

人の考えていること、

人の感情などを

 

見透かすことが得意だと

思っていました。

 

 

もちろん、自分から観た世界なのだから、

当たり前なのですが・・・。

 

 

 

今でも、人の話を聞いていて、

ついつい、過去のパターンから

 

決めつけてしまう癖が出る時には、

 

 

この河合先生の言葉を思い出し、

 

真っ白な気持ちで、

 

人の話を聴くように努力しています。

 

 

 

きっと、この言葉がなかったら、

 

傲慢な自分がいつまでも

 

大きい顔していたと思います^^;

 

 

 

河合先生、本当にありがとうございます。